TOP

#014

1990年代以降と今日的デザインテーマ

SONY1980~1990年代

SONYのフィロソフィ

「原型を創る」

多様な価値観との共鳴を重ねるなかで、それは新しい潮流となり「原型」へと結実していく。デザインのあらゆる可能性を開拓し続け、世界中の人々とともに新しい価値を創出する。

「先駆」

「人のやらないことをやる」好奇心と創造力で先駆をデザインする。

「本質」

課題に誠実に向き合い、精錬を重ね本質をデザインする。

「共感」

社会の文脈を深く理解し、感性に訴えかける共感をデザインする。

引用:SONY「SONY Design-Philosophy」
引用:YouTube「Sony Design Philosophy/ソニーデザインフィロソフィー」

コンピュータの登場

アップルコンピュータとフロッグデザイン

フロッグデザイン

FROG DESIGN(フロッグデザイン)は、1969年にドイツにてエスリンガー・デザインとして創立され、1982年に社名をFROG DESIGNに変更。 1984年から1990年の間アップルのMacintosh関連のデザインを行う。1987年、NeXTのNeXT CUBEがフロッグデザインによりデザインされた。
「デザインの目的は、人工的な環境をより人間的にすること。私の目標はいつも、芸術としての製品デザインをすることで、それに応えてきた」というフィロソフィの元、デザインを考えている。

ジョナサン・アイブ(1967 -)

イギリス人のデザイナー。Appleの元CDO(最高デザイン責任者)。iMac、MacBook、iPod、iPhone、iPadなど現在の主要Apple製品のインダストリアルデザイン担当者として国際的に知られている。
1996年、ロバート・ブルーナーの後継として、正式にAppleへ入社。20周年記念Macintoshのデザインで頭角を現し、インダストリアルデザイン担当責任者に就任。以来、AppleのIDGを率い、同社の主要製品のデザインを統括してきた。スティーブ・ジョブズがAppleへと復帰した後、インダストリアルデザイン担当上級副社長となり、2013年にソフトウェアも含めたデザイン担当上級副社長へ就任、2017年にCDO(最高デザイン責任者)へ昇格した。当時のAppleで活躍していた主要メンバーの中では、数少ないジョブズ復帰以前からのApple在籍者であった。
2017年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート学長就任が発表され、2019年6月27日にAppleを退社することが発表された。「形態はそれを使用する人が与える意味に従う」個人個人のユーザーがさまざまなコンテキストでコンピューターに見いだす意味という、個人的な関係を重視したデザイン。評論家は、アイブの作品をインダストリアルデザイン界において最高ランクに属するとみなしており、彼のチームが手がけた製品は、アメリカインダストリアルデザイナー協会のインダストリアル・デザインエクスレンス・アワードなどを受賞している。
英国紙「サンデー・タイムズ」は2005年に、アイブをイギリスでもっとも影響力のある海外居住者のひとりとして選出している。「アイブは、リストにおいてもっとも裕福でも、もっとも年長者でもないかもしれない。しかし、彼はまちがいなくもっとも影響力をもった人物のひとりだ。iPodや、Appleのもっとも印象的な製品の数多くをデザインした人物として、音楽およびエレクトロニクス業界を揺るがした」として、 同リスト25人中23人目にリストされた。2006年のイギリス新年叙勲者にリストされ、デザイン業界への貢献を讃えて大英帝国勲章を授与された。2005年6月には女王エリザベス2世が、iPodの利用者であることを明かしている。

引用:Wikipedia

フィリップ・スタルク(1949~)

フランスのデザイナー。建築・インテリア・家具・食器・出版物・インダストリアルデザイン等さまざまな分野のデザインを総合的に手がけ、総合デザイナーと呼ばれる。
1982年、ミッテラン大統領の目に止まり、エリゼ宮のプライベートスペース内装を担当した事で一躍注目を浴びた。1984年、パリの「カフェ・コステス (CAFECOSTES)」のインテリアをデザイン。そこで使われた椅子「コステス」が、世界的に販売され たこともあり、これ以降スターダムへ。
港のペニンシュラホテル、ニューヨークのザ・ロイヤルトンホテル、フランス・ボルドーの空港管制塔、ドイツのデュラビットデザインセンター、日本では1989年、浅草のランドマークとなった吾妻橋のアサヒビール本社の「フラムドール」を設計。世界中の至る所に彼の記念碑的プロジェクトが点在。余分な装飾はしない。不必要な機能もつけない。すべては素朴な自然美を原点にと、建築から日用品まで生活の中のありとあらゆるものをデザインし続けている。
彼は「歯ブラシを手にしても、歯ブラシのことなんて考えませんよね。僕なら、”どれだけよく磨けるだろう”と考える。口の中での歯ブラシの働きを理解するためには、”この口は誰の口だろう”と必ず思い浮かべる。そして、”その人は人生はどんなだろう”、”どんな社会を生きているのだろう”と思いを巡らせていく。こうしたプロセスを経てものを作っていくことが”デザイン”なのだと思います。」と述べており、ものが果たす役割や、ものを使う人のことを徹底的に考え「実用性」を追求している。
また、80年代当時、イタリアを中心としたデザインの流行は、消費者を置き去りにした”デザインのためのデザイン”であった。人々の生活からかけ離れたプロダクトが目立つ中、彼が作る”無駄な装飾を省いたシンプルなデザイン”は、世界中の人々の心を掴んだ。「ミニマリズム」の追求である。

引用:wwdjapan

ロン・アラッド(1951~)

イスラエル出身の、イギリスのデザイナー。彼の作品は、マスプロダクツの中で、いかにアート性を発揮できるかというアプローチで成功をおさめる。
1997年のミラノサローネにアートモニュメントとして製作した「ドムス・トーテム」という、アルミニウムでできたスタッキングチェアを100脚積み上げて高さ10mもの巨大なオブジェを作るというパフォーマンスを行った。単にチェアを積み上げただけの巨大なタワーではなく、照明を中に仕込んでライトアップした様はエッフェル塔のような美しい輝きで訪れた人たちを圧倒したという伝説が残っている。
この時に積み上げられたアルミニウム製のスタッキングチェアが、後の「TOM VAC(トムバックチェア)」の元になった。アルミニウムで出来ていたチェアをポリプロピレンに素材を変更し、ヴィトラから発表した事によってこれまで「ウェルテンパードチェア」や「ビッグ・イージー」のようなメタルを使ったアーティスト肌のデザイナーという印象から工業デザインも出来る次世代のスターデザイナーとしての地位を確立した。
一貫して商業デザインのフレームの中にありながら、アート性豊かな デザインワークを続けている。

引用:casabrutus

ジャスパー・モリソン(1951~)

イギリスを代表するプロダクトデザイナー。RCA(王立美術大学)で学んだ後、1996年には自身のスタジオ「オフィス・フォー・デザイン」を設立。
1990年代にデザイン界の中心だったロンドンで頭角を現し、カッペリーニの「Thinking Manʼs Chair」をはじめとするデザインワークが高く評価され、控えめなフォルム、高い機能性、構築的な「ニュー・シンプリシティ」を最も特徴的に体現。現代イギリスデザイン界におけるミニマリズムの原点と称されている。
「デザインとは、ものとしての機能を表現するとともにいつまでも心地よく使いたいという使用者の思いを満たすものであるべきだ」と述べている。
ジャスパー・モリソンの特徴と言えるシンプルで実用的なデザイン・プロダクトは、Vitra(ヴィトラ)や MAGIS(マジス)FLOS(フロス)など、世界の一流ブランドメーカーから発表されている。
また、マルニ木工や日本の有名企業からもプロダクトが発売される背景から、余計なものが削ぎ取られたデザインと実用性、かつ誠実さを選ぶ現代の日本人好みにマッチしていると言える。
本当のデザインとは何かを追求し、製造過程の細部にまでこだわり続けている彼のプロダクトは、シンプルかつアーティスティックで、本当の意味で暮らしを豊かにする、シンプルかつ実用的なデザインを実現している。日本を代表するデザイナー深澤直人とともに、優れたデザインを定義する言葉として「Super Normal/スーパーノーマル」という独自のデザイン哲学を掲げ、展覧会を開催。彼の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA) をはじめ世界の著名な美術館に収蔵されており、現在はロンドン、東京、パリにオフィスを構え、第一線で活躍し続けている。

引用:architonic

アントニオ・チッテリオ(1950~)

イタリアの建築家、家具デザイナー、工業デザイナー。彼のデザインは、控えめでありながら優雅さを兼ね備えたものづくりが特徴。「プロダクトのデザインをする際、重視するのは、空間との関係。空間に対して、全体的なビジョンを持ち、そのモノ自体が持つ「必要性」と、それを使う人間の「願望」を一致させ、人々の生活の質を向上させる」と、述べている。
1987年から1996年まで、テリー・ドゥワンと共同でヨーロッパや日本で建築物のデザインを手がけた。
2000年、チッテリオとパトリシア・ヴィエルは、建築、デザイン、グラフィック全般を手掛ける「アントニオ・チッテリオ・アンド・パートナーズ」を設立、住宅や商業施設、公共建築、オフィスやショールーム、ホテルのインテリアデザインなどのプロジェクトを主に手掛けている。また、グラフィックデザインやコンセプトを含めた企業向けのコーポレートアイデンティティの設計も行っている。同社は、2009年にアントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴェイル・アンド・パートナーズと名称を変更し、現在もVitra(ヴィトラ)やFLOS(フロス)など、世界の一流メーカーから多くの作品を発表している。
細部にまでこだわり妥協のない姿勢から生み出された作品は高く評価され、1987年と1994年にイタリアインダストリアルデザイン協会(ADI)によるコンパッソ・ドーロ賞を2回受賞し、2008年には、英国王立芸術協会より王室工業デザイナーの称号を授与されている。

引用:vitra「アントニオ・チッテリオ」
引用:B&B ITALY「Antonio Citterio」

今日的デザインテーマ

「デザイン思考(問題解決としてのデザイン)」

社会問題

20世紀の産業は、私達に多大な恩恵をもたらした。しかしその発展は地球環境問題や南北問題など、いわば産業化社会が想定していなかった諸問題も露呈させることになった。

これらの問題を解決できる社会や世界をデザインする必要がある。

エクスペリエンスデザイン

モノづくりからコトづくりへ

物質に対してだけでなく、出来事への体験に お金を払う時代になった。アプリ(ゲーム等) は無料だが、アプリの中のイベントにはお金 を払う。NETFLIX などの映像コンテンツに はお金を払うなど。

出来事やコンテンツをデザインすること。また、コンテンツを知ってもらうための導線をデザインすることが必要になってきた。

IOT・AI・デジタルファブリケーションなどによる第4次産業革命の進展

エモーショナル・デザイン

サスティナブルデザイン

ヒューマンセンタードデザイン

ユニバーサルデザイン